黒ニンニクで健康生活

ニンニクの基礎知識

 

 

ニンニクが健康にいいということは日本でも昔から知られていて、生活の中でもすっかり定着していましたが、21世紀の現代になってもそれは衰えることなく、逆にいろいろな用途で加工されて一層利用されているようになっているのが現状です。

 

ニンニクはネギ科の多年草であり、基本的に球根部分を主に利用しています。香辛料でお馴染みのガーリックもこのニンニクが原料です。

 

もともとニンニクの原産地は中央アジアだと推定されていますが、食材として活用された歴史はかなり古くて、何と紀元前3000年以上も前から古代エジプトなどでは既に栽培されていたようです。

 

アジアでは紀元前140年頃に中国に伝わって、中国を経て日本にも8世紀頃になってから伝わってきたとされています。日本では仏教の僧侶の間でニラやネギなどと共にニンニクには五辛と呼ばれる強壮作用があって禁止となっていたようで、ニンニクの効能イメージは昔から同じようなものでした。

 

ところが当時では、食べた後の独特の臭いのためか、一般人の間ではニンニクはあまり重用されていなかったようで、明治以降で食文化の範囲が広がってから日本でもニンニクが普通に食べられるようになったということです。

 

もちろん国外では、球根に加えて通称ニンニクの芽と呼ばれる葉や茎も中国料理の香味野菜として利用され、イタリア料理やフランス料理、韓国料理などでも昔からいろいろな料理に活用されていました。